テスト

Project

本気で「全国の中小企業を元気にする」次なる一手 ソリューション構築のための共同R&Dプロジェクト

株式会社メディアハウスホールディングス

ソリューション概要

全国の中小企業を元気にすることをMissionに、HR Tech事業(人材採用支援事業、人材紹介事業)、Marketing Tech事業(Webマーケティング事業、ブライダル領域支援事業、セールスプロモーション事業)、Creative Tech事業(広告クリエイティブ・ブランディング事業)を行っているメディアハウスホールディングス(以下、メディアハウスHD)。メディアハウスHDでは、目まぐるしく変わるビジネス環境下において、Mission実現のために次なる一手を常に考え、実現してきております。

PiebではメディアハウスHDの想いを実現するために、様々なR&D(リサーチ&デベロップメント)をご一緒させていただいております。最終的には最新技術を活用したMission実現を目指す上で、どのようなお考えで共同R&Dを進められているのか、今回は全R&Dプロジェクトの責任者をご担当されている、取締役 常務執行役員の宮本 淳様にお話を伺いました。

Q1.はじめに、宮本様のご担当領域について教えてください。

宮本 淳様(以下、宮本様):

私は、デジタル広告事業全般(リスティング系、ブライダル、プロダクト開発など)と、全社の成長に関わることであれば何でも広く担当しています。その中でも問題意識が高いのは、中小企業向けのデジタル広告サービスをやり切れていない点です。また、AIやテクノロジーを使ってサービス開発や既存事業の拡大ができないか、という点にも関心を持っています。

これまでのご経験や社内での課題感からAI・テクノロジーに着目

Q2.どうしてAIやテクノロジーに着目されたのでしょうか?

宮本様:

前職のGoogleでは、執行役員として中規模から小規模の広告のお客様をコンサルティングする部署を統括していました。私がGoogleに在籍していた期間はデジタル広告がAIを活用して非常に大きな進化を果たしたタイミングでありました。そのような経験もあって、メディアハウスでもAIを活用して事業開発を進めていきたいと考えるようになりました。

一方で、広告配信量が少ない中・小規模のお客様では、学習データが少なくAIの恩恵を十分に受けられない実情もあり、この部分はAIだけではなく、他のテクノロジーも駆使しつつ課題解決を行っていく必要があると考えています。

Q3.事業に対する課題感はどのようなものでしょうか?

宮本様:

社内で言うと、ビジネスとテクノロジーを繋ぐ人材の不足が大きな課題です。ビジネス課題とテクノロジーを結びつける上では、知識はもちろんですが、事業開発に加えてエンジニアサイドの経験も必要になります。

そういった人材の採用ハードルはもちろん高いですし、すぐに育てることも中々難しいと言う状況があります。

Piebを選んだ理由

Q4.PiebとのPoCを行う理由は何でしたか?

宮本様:

テクノロジーやデータとビジネス課題を結び付けて仮説立てをもって、スピード感を持って検証してくれている点に加え、AIやテクノロジー、Webマーケティング全般に土地勘がある点がPiebを選び続けている理由です。

また、他社からの提案や取り組みでは結果に対しての伴走感が感じられないケースもありますが、Piebはしっかりとコミットメントが感じられ、一緒に組んでもらっています。

例えば、先ほどあったAIが効力を発揮し辛い状況においても、別の手法を駆使しつつ解決方法を一緒に構築していくような動きができています。

プロジェクト進行にあたって

Q5.PJを進めていく中でどんなことを考えながらやっていただいているか?

宮本様:

Piebは研究開発の中でも特に初期段階の仮説検証に強いと感じています。そのため、会社として取り組むべき事業を構築する上でハードルは何なのか、なんの問題から潰していけば問題が解消されるのか、を考えながらプロジェクトを進めています。

Piebに課題を相談すると、その解消に必要な検証項目を整理してくれ、プロトタイプの開発までを進めてくれるので、それらアウトプットと自社課題にズレが出ないように気をつけています。

また、一定数の仮説が外れることは前提としているので、そこが潰せることも大きいと考えています。可能性がない、課題解決と関係がないことを先に潰すことで、今後会社として取り組むべき領域の解像度も上がっていきます。

今後Piebに期待すること

Q6.今後、どういう取り組みをしていきたいですか?

宮本様:

学習量の観点でデジタル広告の自動最適化が回り切らないお客様(特に小規模な広告費のお客様)に対して、データとテクノロジー、人のオペレーションを組み合わせて、サービスを提供していきたいと考えています。その過程をPiebと一緒に進めていきたいと思っています。

Q7.最後にPiebに期待することはありますか?

宮本様:

変化が速い世界についていき、中小企業の課題と解決策の設計を一緒に考えていってほしいです。

最後に

今回Piebでは、メディアハウスHD様と、様々な領域のAI、テクノロジー活用のPoCを行ってまいりました。継続的にご支援させていただくことで、各プロジェクトが点ではなく、線で繋がり、過去事業化できなかった検証を次のPoCに活かすなど、有意義な取り組みをしております。

今後も、技術とビジネスの架け橋となるよう努めてまいります。

宮本様、インタビューにご協力いただき、ありがとうございました。